産業保健 産業保健師の日常

産業保健師の仕事内容詳細(20190508-0510)

2019-05-10

こんにちは。

私は産業保健師として企業に勤めています。

「どのような仕事なの?」と言われても、抽象的には言えるものの具体的には相手に伝わりにくいところがあるので、今回は日常の仕事の様子を具体的に記してみたいと思います。

前回初めて、とある1日の様子を記してみたのですが、後になって振り返ることもできて自分としても有益だと感じ、定期的に記したりまとめたりしていきたいと思っています。

産業保健師の仕事内容詳細(20190508-0510

産業医の勤務日があると割と一日があっという間に過ぎます。

常に何か仕事をしている感じです。

いつもは空き時間が自由に作れるのですが、産業医の勤務日は週に1回なので色々とやるべきことが多いのです。

面談スケジュールを確認し、カルテや書類の準備を行う

自分の面談の場合もそうですが、カルテや書類は前日に全て準備をしておきます。

準備後に予定の変更が生じることもありますが、前もって行うようにしています。

特に産業医の勤務日は週1回のため面談が詰まっており、当日朝の準備では大変です。

何か不備などがあっても対処する余裕をもっておくためにも、前日に済ませます。

具体的には、カルテを棚から出し、カルテに日付や面談の種類を記載しておきます。

また、各面談に必要な書類を準備しておきます。

翌日面談予定者へ確認のメール

以前と同様に、翌日(週末の場合は週明け)の面談予定者にお知らせのメールを送ります。

リマインドの意味もありますが、従業員はみなさん多忙なので、面談と業務予定がぶつかってしまうことも多いのです。

これを行うことで、面談を忘れてしまっていたり、業務都合で面談に行けないことを連絡しそびれてしまったり・・・という従業員を減らすことができます。

つまり、当日従業員を待っていても面談に来ないという事態を避けるべく、前日のうちの面談できるかの確認の意味も込めて、メールを送付しています。

特定保健指導:メールと面談

以前メールでにて支援を行った人から返信が来たので、その結果のまとめやこちらからの返信を行いました。

また、面談も行い、最終評価を行いました。

面談と言っても厳しいことはあまりせず、体調の確認や最近の体重・食事・運動・休養などを確認し、今年度の健診が近いので前回の健診の振り返りをしたりしています。

特定保健指導の結果は様々で、体重が減った人もいれば、変わらない人、増えた人もいます。。。

物品注文

前回注文しそびれていた、芳香剤を購入。

健康管理室は空気の循環が少ないように感じるので、消臭元的な物を置いています。

特に臭くは無いですよ(笑)

産業医面談のサポート

この週に行った面談についてお伝えします。

面談の種類に関することは別記事でお伝えします。

長時間勤務者面談

事前に勤務時間や疲労度を数値化したものを準備し、当日の問診を含め、産業医により健康状態の確認が行われます。

面談後、書類を整理したり、必要箇所へ届けます。

またデータ管理も行います。

就業制限に関する面談

以前までに就業制限がついている場合、個人に応じて期間を定め、再度面談を行います。

前回面談時からの変化や体調はどうか、受診状況や服薬について等の確認が行われます。

そして制限を解除するか、継続するか、内容をどうするか、この先の見通しなどを話し合います。

この面談の結果を元に書類が作成され、こちらでデータの管理を行うとともに、書類を必要箇所へ届けます。

医学適性検査に関する面談(診察)

医学適性検査というものが必要である従業員がおり、社内で視覚や聴覚に関する検査を行います。

視力検査と聴力検査は保健師が実施し、その他の検査は産業医が行い、全ての結果を踏まえて診断書が作成されます。

海外出張前の面談

海外出張が半年以上に渡る場合、必ず事前に健康診断と産業医による面談が必要になります。

健康診断結果と現在の状況を産業医が確認し、出張に問題無いかを判断します。

また、行き先や期間を確認し、現地の情勢や衛生環境、近隣の医療機関や何かあった場合の連絡先、必要なワクチンについての説明が行われます。

必要に応じて、海外勤務に当たって必要となるチェック事項もこちらからお渡しします(基本的には総務が担当しています)。

産業医と今後の相談

前年度の経験や結果を元に、今年度に行うべきことを随時相談してきています。

現在は、まだ作成されていない「基本情報」がすぐに確認できるカードを作成しようと準備中です。

従業員の既往歴、家族歴、現病歴、受診先の詳細、飲酒や喫煙状況などは、病院であればすぐにわかるようになっているものですが、会社ではなかなかそうなってはいません。

電子カルテがあれば良いのですが、弊社では搭載されておらず紙カルテ対応のため、基本情報をパッと見て確認できるように整備されていないのです。

こうなると、緊急時に大変です。

おそらく医療職なら、その必要性がわかるはず。

なので、そういった基本情報を管理できるようにしていきたいと動き始めたところなのです。

健康教育の相談

上半期に何か健康教育を行いたいと思っています。

あまりそういった活動が盛んでは無い会社のため、少しずつ取り入れた方が良いのではないかと感じており、産業医も同意見のため、行いたいと思っています。

こういった動きをするには医療者だけでなく総務など関係各所の協力が必須になるので、まずはそういったものの需要があるのかを確認し、協力依頼を行いました。

そして実施時期や内容も相談していきます。

テーマは確定したので、あとは私の方で資料など内容を考えていきたいと思っています。

健康イベントの打ち合わせ

月末にちょっとした健康イベントが行われる予定で、関係業者の説明を受けたり、具体的な実施方法などを確認しました。

初めての試みなので、どうなるかは不明ですが(笑)

最後に

簡単にまとめました。

産業医は「面談を実施して、必要な書類を作成する」という部分を担当するため、それに必要な物やデータは全て保健師が管理します。

これが割と量的に大きいのです。

もちろん、随時メールや電話で問い合わせがあるので、産業医のサポートと並行して自分の業務を行います。

面談の具体的な内容は省きましたが、流れだけでもイメージしていただけると嬉しいです。

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