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産業保健師の研修で正しいトレンド情報を入手しよう【参加のメリットとは】

2019-05-13

こんにちは。

疑問ホケンシ

あのテレビの健康情報って正しいの?

社員さんたちって、テレビの健康情報にはとっても敏感だし影響されやすいよね…

このような想いを抱えている人はいませんか?

世の情報は真偽の確認が必要ですが、その確実な方法としては研修へ参加することが挙げられます。

本記事では、上記を含む、研修へ参加するメリットについてお伝えしています。

研修は様々な種類がありますが、費用がかかるものもあり、また、日程が限られており、全てには参加できません。

研修へ参加して得られるメリットがわかれば、少しは行きやすくなったり、会社側へ費用負担をお願いできるきっかけになるかもしれません。

産業保健師研修やセミナーで正しいトレンド情報を入手しよう

私は保健師ですが、とにもかくにもわからないことが沢山あります。

でも、ひとり職場なので、わからないこともわからない。

ひとりでは気付けないことがとても沢山あります。

きっとこれは保健師だけに当てはまる話では無いでしょう。

何か新しいことを始めようとしている方、始めたばかりの方に多く当てはまるのではないでしょうか。

自己や会社の成長につながるように、研修会やセミナーへ参加していきましょう。

研修会やセミナーで得られるメリットは大きい

私の年間スケジュールとしては、健康診断時期以外は割と時間に余裕があります。

健康診断時期はとっても忙しくて、残業もありますし(少しだけ)、精神的にも体力的にも疲れます。

データ処理で頭がパンクしそうになります。

でも、それ以外の時期は、どうにかなる感じです。

なので、そういった時期に、外部研修へ参加するようにしています。

トレンドを掴んで従業員の心と健康を掴もう

ひとり職場なので、とにかく入ってくる情報が少ないです。

自分から情報を求めないと、自然に入ってくることはほとんどありません。

・健康問題のトレンド

・指導方法のトレンド

・産業保健業界のトレンド

とにかく、トレンドがわからないんです。

自分が欲しい情報は、自分で得られるようにしなければなりません。

情報が溢れ過ぎている

しかし、世の中は情報社会。

ありとあらゆる情報で溢れています。

情報は沢山あるとしても、正しい情報はわずかです。

自分が欲しい情報なのかどうか、見極めなければなりません。

健康関連番組の増加

そして昨今、健康関連の話題としたテレビ番組が多くなっていると思いませんか?

日本は高齢社会。平均年齢はグングン上がっています。

テレビを観る人々の年齢も上がっていることになりますね。

そして年齢の高めな人、特に40代以降になると、どんどん健康への意識が高まっているはず。

なぜなら、自分の健康状態が悪くなっていることを感じるから。

毎年受ける健康診断結果によって、自分の体の状態を客観的に評価できますが、

年齢とともに数値はわるくなるものです。

つまり、不健康になっている。

これは年齢も影響しているので、仕方が無いとも言えます。

このような理由から、テレビを観る人の年齢が上がり、健康問題を意識する人が大半になっているため、健康を話題に取り上げているテレビ番組が多くなってきている、そしてそれがウケているのだと私は感じています。

社員の平均年齢は企業規模が大きいと40代と高くなる

会社の従業員も同じです。

私のいる会社の従業員の平均年齢は上昇傾向です。

健診結果は悪化傾向。

どうにかしなければならないですね。。。

そういった従業員の方々ですが、健康に興味を持っている人も結構多いです。

「テレビで〇〇が身体に良いて言っていた」

「雑誌に〇〇が良いと書いてあったから、今試している」

こんな話をされることが多くあります。

ですが、その情報は正しいものなのでしょうか??

いえ、正しいものであったとしても、その従業員に合った方法なのでしょうか

メディアで見かける話題は、一般的なお話です。

医師の裏付けや研究結果を出していることが多く、間違えた情報ではないと思います。

ですが、それが万人に当てはまるのかというと、そうでは無いです。

また、その方法を皆が取り入れるべきなのかどうかも、判断する必要があります。

健康状態がさらに悪化することもありますからね。

そのため、様々な情報があふれる世の中で、何が正しく何が間違っているのか、何がその人に合っているのか、今すべきことは何なのか、正しく判断していかなければなりません。

溢れる情報の真偽や重要性を確認する必要

しかし、その判断を迫られる私たちが情報をキャッチできていなければ、対応できません。

私たちも従業員と同じように情報に左右されていては、従業員も何を信じれば良いのかわからなくなってしまいますよね。

なので、私たちは私たちなりの答えを持っておく必要があります。

そういった専門的な知識を従業員に与えることで、信頼関係が深まります。

メディアの話題を全部肯定するでもなく、全部否定するでもなく、話題をうまく活用しながら相手に合わせた知識や技術を提供することで、相手はより自分にとって有益な情報を入手できたと感じることができます。

すると、従業員の心を掴むことができ、以降、とても関わりやすくなるのではないでしょうか。

トレンドを掴んで経営層の心と企業の健康も掴もう

トレンド情報に弱いのは、従業員だけではありません。

企業の中でもトップにいるような役員といった経営層も同じです。

経営層は、企業イメージを良くしたいと考えます。

イメージが良くなると、人が集まるからです。

この「人」というのは、その企業のお客様だけではなく、その企業で働きたいと思う人も含まれます。

労働希望者が増加することで様々なレベルの人が集まり、企業側はより高いスキルを持った人や企業にとってほしい人材を選び雇うことができるようになります。

もちろん、世間からのイメージも大事ですので、様々な側面から見ても、企業イメージが良いに越したことはありません。

健康経営の波に乗る

このトレンドというのは、最近では「健康経営」ではないでしょうか。

「企業にとって従業員はとても大切にすべきであり、従業員が健康であることが企業の利益につながる」というような考え方の元、従業員の健康をサポートできるよう企業が先行投資し施策を行うものです。

この健康経営は、基本的に経営層が打ち出さなければ始まりません。

産業保健職が宣言することでは無いのです。

ですが、経営層にとって、健康に関する知識はそこまで多くないはず。

健康経営をどう進めるべきか、悩める企業は多いでしょう。

そこで、産業保健職の出番です。

健康経営とは何か、何を目的とするのか、何から始めるのか、どう進めるのか、といった基本的なことを伝えるとともに、私たちが従業員の健康支援として行いたい要因も伝えることで、私たちのやりたい施策も同時に進めていくことができるかもしれません。

とにかく、先に情報を入試しておき、ある程度準備しておけば、こちらの出す情報を快く受けてくれる可能性が高く、また、協力するという観点で、好感度を持ってもらいやすくなるはず。

ですが、まずは「健康経営とは何か」を、私たち産業保健職が理解しなければ話になりません。

経営層の打ち出す施策をトップダウンで見ているだけでは、産業保健職のいる意味が無いですよね。

健康経営セミナーブーム

この健康経営については、本当に昨今のブームですので、様々なところで頻繁にセミナーが開催されています。

私はセミナーで初めて「健康経営」という言葉を聞きましたが、セミナーのおかげで、会社側より早く知ることができました。

むしろ、早く知ってしまったので、当社も早く取り掛かってほしくてウズウズしてしまいました(笑)

ようやく当社も動き始めたところです。

このまま一緒にサポートしていきたいと思っています。

最新情報を入手するための近道は研修会やセミナーへの参加

トレンドは無視してはいけません。

ただ、鵜呑みにするのも危険です。

トレンド情報を活用し、より仕事に活かすことが重要です。

トレンドといったその場の話題と同時に必要になるのが、最新の知識や根拠です。

世界では日々様々な研究が行われていますが、私たちにはそのすべてを把握することは困難です。

ですが、その業界に長けている人は、私たちよりも早く、正確にキャッチしています。

そして、私たちのように現場で仕事をしている人に、教える機会を設けてくれています。

それが、研修会やセミナーです。

研修では最新の情報が発信され、業務への活かし方が見えてくる

インターネット上でも情報収集はできると思いますが、その情報の正誤性の判断はしづらいものです。

やはり専門家から直接、根拠とともに話を聞くことにより、情報の正誤性が判断できます。

研修会やセミナーは、基本的に古いことは題材として取り上げません。

今話題になっていること、これから注目すべきことを題材として取り上げた上で、正しい知識を私たちに与えてくれます。

これは、私たちが仕事をする上でとても有用性の高いものです。

メディアに踊らされず、自信を持って従業員の指導に当たれるようになるはずです。

実際に、私はいつも感じます。

研修へ参加すると、自分が今まで知らなかったことに気づかされ、知識を得ることができます。

得た知識に関しては、自信を持って従業員へ伝えることができます。

新しい情報を活用して指導にあたることもできます。

また、自分が今後考えなければならない課題も見つかります。

これらのことから、研修やセミナーへ参加すること自体が、自分のスキルアップにも、会社や社員との信頼関係を築くためにも有効であり、今後の仕事の様々な面で役立つことがわかります。

自分のスキルをブラッシュアップ

保健師という職業は長く続けられる職業ですので、長く続けた分、これまでにやってきた方法を継続して行いがちです。

メンタル相談、保健指導、特定保健指導、、従業員との関りは様々ですが、過去に成功した方法を長く続けてしまう傾向にあります。

ですが、そういった方法論も、進化しています。

看護師で考えるとわかりやすいかもしれません。

医療業界の進歩はめざましいです。

次々と新しい医療機器や薬剤が開発され、治療方法はどんどん新しくなっているのです。

ですが、医師や病院がその情報や道具を得ない限り、治療方法は変わりませんよね。

これまでの治療法は間違えではありませんが、今ある新たな知識や技術によって、より効果的かつ短期的な治療方法が確立されています。

よって、いかに新たなトレンドを入手するかによって、対象に与えられるメリットが変わってくるのです。

産業保健業界も同じです。

トレンドを取り入れ、現在に見合った方法論で仕事をしていきましょう。

そして、自らその情報を入手するために、積極的に外部へ研修へ出向き、専門家からの話を聞くとともに、質問するなどして有効にその場を活用していきましょう。

積極的に研修へ参加し、正しい情報を従業員へ伝えていきましょう

研修には、新しい情報が詰まっています。

もちろん、古くからある方法が現在最も有用である場合、その方法を伝授されます。

そのため、以前知った情報と重なることもあるかもしれません。

しかしそれは無駄ではなく、その情報が今現在も最先端だという確認になりますので、以前からの情報でも自信を持って活用できるでしょう。

研修やセミナーをどう活用するかは自分次第です。(当たり前ですが)

うまく使って、自分のスキルを上げるとともに、社員さんの信頼獲得にも繋げましょう!