学会 研修・資格

産業保健師へオススメできる学会はどれ?

2020-06-05

学会ってたくさんあるけれど、入るならどれが良いのかな??

このような疑問を解決したいと思います。

 

 

学びの多い学会へ

別の記事でも学会参加をオススメしましたが、今回もまたオススメしたいと思います(笑)

 

「会社の中で学ぶことが多すぎて、もう外で勉強する時間も余裕も気持ちも無い!」というのであれば仕方がありませんが、そうでない場合にはぜひどこかの学会に参加してみましょう。

まだ産業保健師になっていない方であれば急がなくても良いと思います。

学会で発表される内容はややレベルが高いこと、実践されている方の方がより深く理解できることが理由です。

ですがもし産業保健師として仕事をし始めているのであれば、きっと入って損はありません。

また、産業保健について勉強し始めている人にとっても損はしないはず。

 

正直に言うと、学会員にならなくても大丈夫です。とりあえず学会に行ってみることをオススメします。

やや割高にはなりますが、年に1回参加するだけでも大きな学びを得られることと思いますし、学習欲へ刺激を与えることができるでしょう(笑)

また、同じ業界に知り合いがいれば、より楽しめるかもしれませんね。

 

以前は医学系と看護系の学会をお伝えしましたが、今回は改めて厳選してお伝えしたいと思います。

あくまでも、個人的にオススメする学会ではありますが、そこまで外れてはないはずです。

ちなみに学会は年に1回程度開催されており、開催地は毎回全国様々ですので、開催地が自宅や職場から近い場合には、良い機会と思って足を伸ばしてみてくださいね。

 

それでは、オススメする学会一覧がコチラです。

 

 ↓ ↓ ↓

 

個人的なランキングを勝手に作りました(笑)

日本産業衛生学会

日本産業看護学会

日本産業ストレス学会

日本産業保健師会

 

 

オススメできる学会を一覧にまとめてみました。

 

 ↓ ↓ ↓

 

学会名 オススメ度 入会費(正会員) 年会費 学会・協議会 学会誌 メルマガ
日本産業衛生学会 0 10,000 学会5月頃、協議会11月頃 年6回発行 あり
日本公衆衛生学会 0 8,000 10月頃 HPで閲覧可 あり
日本産業ストレス学会 3,000 7,000 11〜12月頃 年4回発行 不明
日本産業精神保健学会 3,000 7,000 7〜8月 年6回発行 不明
日本産業保健法学会
日本産業衛生学会産業看護部会 (産業衛生学会会員前提) 2,000 2021年初回予定 年2回発行 あり
日本日本産業看護学会 0 8,000 11月頃 HPで閲覧可 不明
日本日本産業保健師会 0 5,000 あり
日本公衆衛生看護学会 0 10,000 1月頃 オンライン閲覧可 不明

 

それでは、少しずつそれぞれの特徴をお伝えしますね。

 

産業保健業界に足を踏み入れたら、まず最初に入りたいのがコチラの学会。

 

以下、HPの入会案内には以下のように明記されています。

・日本産業衛生学会は、産業保健に関するわが国最大の学術団体です。産業衛生に関する学術の振興と、勤労者の職業起因性疾患の予防及び健康保持増進を図り、もってわが国の学術と社会の発展に寄与することを目的としています。

・日本産業衛生学会は多職種からなる学術団体です。産業保健に関わるすべての専門職、研究者、実務担当者の入会を歓迎します。

・産業保健の実務家に、最新の情報を学び、自らの考えや技術を磨く場を提供します。(2019年4月から産業医は、必要な知識及び能力の維持向上に務めなくてはいけないとされました。労働安全衛生規則第14条第7項)

・研究者にとっても、産業現場および社会に求められる研究を推進する場を提供します。

・学会と学会員がともに成長し、わが国と世界の産業保健に貢献することを目指します。

 

上記の他、産業保健専門職の倫理指針として、産業保健活動の目的や専門性について記載されています。

産業保健活動の目的や専門性を明示していただけると、初めて産業保健の世界に足を踏み入れたときにも、自分がどのように動くべきかの方向性がわかるのではないでしょうか。

学会も大きなもので、テーマ・分野も様々な内容で展開されています。

最新の情報も多く、産業保健師としても多くの学びを得られると思いますので、学会に足を運んでみてはいかがでしょうか。

そして学びが得られると感じた場合には、学会への入会も検討してみてはいかがでしょう。

 

産業看護部会 

こちらは日本産業衛生学会の中に作られた専門職別の部会のひとつで、産業看護職向けの組織になっています。

別記事でもお伝えしていますが、産業保健看護専門家制度が設けられており、産業看護職として成長できるよう仕組み作りがなされています。

毎年開催されている試験に合格することで「登録」され、その後研修や学会発表等定められている中での経験を積み重ねることで「

専門家」や「上級専門家」として活躍ができるようになります。

今後学術集会も開催予定となっており、徐々に規模が大きくなってきている印象です。

 

ちなみにこの部会に入るには、日本産業衛生学会の会員であることが前提ですので、会員登録後に部会員としてさらに登録する形になります。

 

日本産業看護学会は、産業看護職の草分け的な存在である河野先生が理事を務めておられる学会です。

以下、HPに明記されている会の目的です。

産業看護学の発展と高度な実践能力の開発により社会に貢献することを目的とする。

会の目的を達成するための事業として、以下が明記されています。

日本産業看護学会学術集会の開催

 機関誌の発行

 産業看護に関する調査研究

 産業看護に関する教育研修

 国内外の関連学術団体との協力と連携

 その他本会の目的達成のために必要な事業

 

看護師・保健師という資格を問わず、産業保健に携わる看護職全てが対象となっています。

学会も開催されており、徐々に活発になってきている印象があります。

研修会も開催されていますので、随時チェックしてみると良いと思います。

 

医学系学会としては、こちらの学会もオススメのうちのひとつです。

産業ストレスの課題と学会活動に関して、HPには以下のように明記されています。 

働き方改革、ストレスチェック制度などの新しい政策・制度の導入、情報通信技術による次世代の生産革命(Society 5.0) に向けて変化する社会の中で、産業ストレスに関する課題は多岐にわたります。

本学会は、産業ストレスに関連する多様な課題について研究を推進し、 実践活動を支援することで、働く人の健康と幸福および社会の発展に貢献します。

産業ストレスを軸に、ポジティブメンタルヘルス、第一次予防から診療までを研究し、その対策を学ぶ広く場を提供しています。

本学会にさまざまな職種・立場の方が集まり、研究成果と現場の好事例を共有し、意見を交わし共に学び合うことが、産業ストレスの対策を通じて、 全ての働く人とその家族の健康と幸福を実現し、企業・組織、社会をよりよいものにしてゆくために大事であると考えています。

 

産業保健は、他職種との連携がとても大切です。チームプレイ無くしては活動ができません。

病院の医師や看護師もそうかもしれませんが、より密に、そして対等に関わり合うのは産業保健の特徴のように感じます。

そういった点もあり、先述した日本産業衛生学会と同様に、こちらの日本産業ストレス学会も「社会医学・産業医学系の学会」として認識していますが、看護職も入り、他職種が参画することがより重要に思えます。

臨床の看護師として仕事をしている場合には「看護系」の学会がメインとなり、「医学系」の学会までにはなかなか足を運ぶケースは少ないと思います。

ですが、産業保健分野においては、看護師・保健師であっても、医学系の学会に興味を持ち、必要な知識や情報を多く得て、また、他職種の知見に触れていくことが大切だと考えています。

 

2つ目に紹介する看護系の団体です。

こちらはまだ学術集会を行ってはいませんが、「保健師」という専門性を強く活かすことができるよう、研修会が開催されています。

 

会の目的として、HPには以下が明記されています。

1. 産業保健師の実践活動の確立とさらなる充実を目指す。

2. 会員相互の情報交換、交流、研鑽の機会。

3. 職域で働く保健師の専門性を高める。

4. 産業保健師の社会的活動基盤を強化する。

 

産業保健師は法制化されていませんが、法的に認めてもらえるよう活動している団体でもあります。

 

最後に

私はこれまで学会にまるで興味がなかった人間ですが、より専門的に学ぶためには必要なものであると認識し、今では足を踏み入れるようになりました。

むしろ、毎年開催される学会が楽しみなくらいです(笑)

産業保健を専門的に、そして体系的に学ぶことのできる場所はとても少ないです。

自己啓発のひとつの場として、学会を参考にしていただけると幸いです。

 

ちなみに、私は学会の回し者ではありません(笑)

記事内容はあくまでも個人的見解ですので、ご参考まで。

 

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