企業の産業保健師として仕事をしている私の、とても緩やかな日の業務の内容・流れを少しだけご紹介しています。
以下は、時々生じる相談対応や臨時の緊急対応についてです。
本記事の信頼性
本記事を書いている私は、看護師から企業の保健師へ転職し、産業保健師として仕事をしています。
とある企業の正社員産業保健師として仕事をしています。
時々・・・相談対応
「ちょっと体調が悪くて…」
「受診したいので紹介状が欲しいんだけど…」
「うちの課の者がちょっとメンタル落ち込んできてるみたいで…」
「この書類が欲しいんだけど…」
相談内容は日によって様々です。
当事者が来ることもあれば、上司の方が部下について相談に来ることもあります。
私だけで対応できることもあれば、会社の本部に確認を取るべき時もあり、対応も様々です。
もともと看護師ですので、健康相談は割と得意なのですが、精神科系には特に強くなかったのでメンタル相談はそんなに得意ではないですし、会社や国の制度に関連する相談はとても弱い分野です。
わからないときは少し時間をもらって、調べて確実な返事をするようにしています。
まだまだ知るべきことがたくさんあるのです。
時々・・・救急対応
ついこの間もありましたが、体調不良の従業員が出た場合、対応ができないと判断した場合には救急搬送を行います。
私の担当箇所での頻度は年に2〜3件です。
疾患・症状は様々です。先日は脳梗塞を発症した方がおり、搬送になりました。
難しいのは、何もわからないところからの判断というところです。
医師は診断できますが、看護師保健師はできません。
看護師として病院で仕事をしていても、基本的には診断名があっての看護です。
診断までの知識はありませんが、それでも看護師経験があってこそわかることも多いです。
この脳梗塞の方の場合も、「もしかして脳梗塞かも」と疑ったらすぐに救急手配をしました。
脳梗塞は時間との勝負ですからね。
数は少ないですが、とても大事な、従業員の命に関わる業務です。