振り返り 産業保健師の日常

各業務の目的を明らかにしよう

2022-04-06

目的・評価をはっきりと

産業保健というと、扱う業務内容は様々です。

健康診断業務、ストレスチェック業務、各種面談など、フィジカルからメンタルまで幅広いのが特徴です。

 

様々な業務を行う中で、それぞれの業務目的や方向性はしっかりと把握できているかというと、あまり整理されていないこともあります。

健康診断の業務は「受診率100%」を目標にしたり、数値での目標設定ができる場合には評価もしやすくなりますが、健康診断後の事後措置に関する面談の場合、その目的や評価方法はどうなっているでしょうか。

 

例えば、「健診の結果が悪かったから面談をする」という考えの場合、

・「悪い」という基準は何か

・その基準の根拠は何か

・面談の目的は何か

・面談をどう評価するのか

など、色々と疑問が湧くと思います。

 

保健師1年目の頃は「とりあえず受診勧奨をする」という考えで面談をしていたこともありますが、面談後に受診に繋がらなければ意味が無いですし、繋がらないならその理由も把握して次に活かす必要があります。

基準設定の根拠の理解もできていませんでしたし、会社で言われるがままにただ面談をしていたところがありました。

 

しかし、ひとつの面談をするにしても、自分の時間だけでなく相手の時間も使うことになるので、意味のあるものにしなければなりませんし、自分の仕事としてもしっかりと目的や方向性を明らかにして取り組まなければなりません。

そうなければ、面談をただ繰り返すばかりになり、アップデートも何もできなくなってしまいます。

後に振り返る際に評価できない状態になると、次の打ち手がなくて困ってしまうこともあります。

故に、自分が行う仕事の目的とその評価方法をはっきりとさせることはとても重要だと思っています。

 

記録

各業務におけるデータ・記録の整理も重要な業務のひとつです。

特に面談の記録については、整理されていないことが多いです。

 

看護師として病院で勤務していた頃には、各病院で決められた様式がありました。

SOAPとか、有名ですよね。

 

ですが、企業では診療所が併設されていてカルテがあったり、記録方法が紙への記載であったり、もしくはPCの専用ソフトを使用していたり、企業によってこれも様々です。

そして、記載方法も様々。

産業医によっても異なりますし、保健師によっても異なる。

「とりあえず書いて残せば良い」みたいなところがあるので、一律にはなっていないところが多かったです。

 

ですが、属人化してしまうと引き継ぎ時にうまく引き継げなかったり、他者が読んでもよくわからなかったり、せっかく記録としてのことしているのに記録の意味がなくなってしまいますよね。

なので、記録についてもある程度整理して、誰が記載しても分かりやすくなるように、見返して理解できる内容になるように、工夫する必要があるでしょう。

 

業務整理は基本の「き」

ここで述べていることは全ての業務に当てはまります。

様々な業務がありますが、手を付ける前に整理すべき点を明らかにしてから着手することが重要だと感じています。

 

とにかく、全てにおいて「目的意識」を持つこと。

「評価」をして「次につなげる」ということ。

私も忙しくなると忘れがちですが、常に念頭に置いて業務に臨みたいと思います。