産業保健師の日常

届けたい。支援したい。成長したい。そして、繋げたい。繋がりたい。

2019-09-09

産業保健師が書いているブログへようこそお越しくださいました。

この記事をご覧の方は、きっと産業保健師という仕事に少しでも興味を持ってくださっている方なのだろうと予想していますが、どうでしょうか。

私は産業保健師になって丸3年が経ちました。

経験した会社は2社。

現在の会社で勤めた事業場は2つ。

それでもまだまだ経験不足だと感じる日々です。

そんな私ですが、今後やりたいと思っていることをお伝えしようと思います。

 

今後、自分がやってみたいことをお伝えします。

 

届けたい。

ひとつめは「届けたい。」

何を届けたいのかと言うと、産業保健師という仕事に少しでも興味を持ってくれている人に、産業保健師にまつわる情報をお届けしたいと思っています。

このブログでも、少しだけ産業保健師の仕事について、また業界への転職について書いていますが、実際に産業保健師に興味を持ってくれている人は、より詳細の情報を知りたいのではないかと感じています。

実際、私が転職する時には、ほぼ情報が得られなかったのでとても困ったのを覚えています。

転職活動もなかなかハードルが高くて。

産業保健について深く学部ことのできる大学は、とても限られています。

つまり、大学の先生から情報を得るのも難しい。

業界についてよくわからない状態で転職をすると、リアリティショックを起こすこともあります。

産業保健業界に興味を持っている人が、できるだけ多くの情報を得て、その情報を自分自身で取捨選択しながら進むことができれば良いなと思ったりします。

なので、知っている情報を少しでも届けたいと思っています。

未経験者へも、まだ経験の浅い同業者へも。

*詳しくはコチラ→ 情報を少しでも提供したい。生の声を届けたい。

 

支援したい。

2つ目はこちら「支援したい。」です。

これは、看護師として仕事をしている人のサポートをしたい、という意味です。

私は10年以上看護師として仕事をしてきました。

大きな大学病院、中規模の地域の病院、クリニック、訪問看護、老健。

様々な場での仕事を経験しましたが、正直、本音で話せる人を職場には作ることができませんでした。

なぜなら、職場は女子校みたいな世界であり、言ったことがすぐ周りに伝わってしまうから。

悪口や愚痴は日常茶飯事。

新人に対する当たりはキツイし、性格の良い人は辞めていく。

看護の仕事は嫌いではないけど、環境がきつくて続けられない。

こんなことを経験してきたので、新人の頃はメンタルがやられかけましたし、入職3ヶ月で「辞めたい」と申し出たくらいです。

ですが、それも許されず、周りにはバレ、余計に居づらくなったり。

とにかく、相談できる場がなかったんです。

わかってくれる人もいなかった。

という人は、きっと私だけではないと思うんです。

私は産業保健という場で仕事をしています。

「働くすべての人々」を対象とした仕事です。

そう、看護師ももちろん対象になるはず。

病院の産業保健を少しでも発展させたく思い、私が一番理解できる、同じ看護師を対象にして支援をしたいと思ったんです。

*詳しくはコチラ→ 働く看護師のための産業保健を

 

成長したい。

3つ目はこちら「成長したい。」です。

私はまだ経験が浅く、でも誰からも仕事について教わることができません。

別の保健師が仕事をしている様子を見ることもできません。

何か問題が発生したいときは、すべて自分で考えなければなりません。

他の事業所には別の保健師がおり、多少のことであれば相談できます。

ですが、誰か一人の従業員についての相談や、自分の業務に関する相談は、なかなかできない状況です。

ベテランの保健師の先輩方には、なかなか言えないこともあります。

みなさんお仕事を抱えていますから。

自分で試行錯誤しながら行う状況。

でもどうにかなります。前に進むしかないですから。

ですが、他の人はどうやっているのだろう。

他の人ならどのように考えるだろう。

そんな風に思うことも多々あります。

「考えること」は、自らの成長に必要なことだと思っています。

そして多くの側面から物事を捉え深めることも、必要なことです。

ですが、一人で行う業務では限界があります。

どうにかしたい。もう少しフランクに相談したり考えたり、意見を出し合える場が欲しい。

そんな願いがあります。

ちょっとした事例を出しながら考え合える場を作りたいんです。

でも真面目な場でなくても良いなと思っています。

話したいことを話せる場も欲しいですから。

なので、目的を分けて場を作れば良いのかもしれないと思っています。

*詳しくはコチラ→ まだ経験の浅い産業保健師とともに悩みを共有し、考え、成長したい

 

繋げたい。繋がりたい。

最後の4つ目はこちらです。

「繋げたい」「繋がりたい」

この気持ちが全てです。

全てを繋げる必要はないですし、繋がる必要もありません。

繋がりたいときに繋がり、繋げる必要がある時に繋げる。

全ては自由で良いと思っています。

産業保健を行う上で、ネットワークは必須。

母数が少ないので、尚更です。

看護師に悩み別の仕事に就きたいと感じた時も、また別の方向に繋がれば良い。

一人でできることは一人で、誰かの力が加わるとより強力な場合には力を借りて。

 

具体的に考えてみると、、

私は今企業の保健師として仕事をしていますが、地域の保健師とも繋がりたいですし、地方の企業の保健師、海外の保健師とも繋がってみたい。

また、医療の現場の保健師とも。

ちょっとでも繋がりができれば、いざという時に助け合うことができるのではないでしょうか。

*詳しくはコチラ→ 日本全国の産業保健にまつわる場へ繋げたい、繋がりたい

 

最後に

私がやりたいことは、まだざっくりとした状態です。

それぞれについて、もう少し詳しくお話ししたいと思います。

また、興味のある方、一緒に考えてみたいという方は、ぜひご連絡ください(^^)

 

今考えていること、感じていること

・産業保健師の仕事に興味のある人に、情報を届けたい

・看護師の仕事に疲れや迷いを感じている人を、支援したい

・経験の浅い産業保健師の人と共に考え、少しずつでも成長したい

・産業保健を中心に、地域、医療、海外、その他の分野へ繋げたい。繋がりたい。