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【産業保健師への転職】面接で合格するポイント

2019-05-15

こんにちは。

疑問ホケンシ

産業保健師になりたいけど面接に突破できないなぁ

面接対策のポイントってあるのかなぁ

このような想いを抱えていませんか?

本記事では、面接で合格するためのポイントをお伝えしています。

 

結論としては、以下になります。

面接相手と会話をし、自分の言葉で答える

どのような能力を持った保健師が必要とされているのかがわかる

自分が企業でどのような力を発揮できるかを言える

それでは詳しく説明していきます。

●面接とは言え相手との「会話」である

まず、面接とは何をするための場なのかを考えてみましょう。

面接者が聞きたいポイント

①人物像、雰囲気やコミュニケーション状況

②この会社で能力を活かせるか

③熱意

人物像、雰囲気やコミュニケーション状況

①は生まれ持ったものやこれまでの経験、生活状況から派生することが多いですので、付け焼刃的に変えられるかというと難しいかもしれません。

普段のあなたの人となりを知りたい部分ですので、相手とは普通の会話を行うように言葉のキャッチボールを行うことができればOKです。

緊張は誰でもしますが、その緊張が外に出るか否かは個々で差があります。

人前で話す練習をすると良い訓練になると思います。

数回面接を行うことで、慣れることもできるでしょう。

 

この中で、②と③は以下のようなことを念頭に置いて考えてみましょう。

・この会社で能力を活かせるか本人がやりたいことと会社の方針が一致するかどうか

やりたいことが具体的にあっても、企業によってはできないこともあり、それが原因で落とされることもあります(私の経験談)。

・熱意頑張る!だけではなく、何を目標に頑張りたいのか

これらを考える際に、以下のポイントを押さえることがとても重要になります。

●どのような能力を持った保健師が必要とされているのかがわかる

まずは国の動きを押さえる

どんな企業でも国の方針には敏感です。

つまり、国が安全衛生の関連する方針を新しく打ち出す時には、私たち医療職もそれを理解し会社の政策に協力しなければなりません。

むしろ、医療職が大きく関わるチャンスなのです。

そのため、国の動きを把握しておき、それがどのように企業に関わるかを理解しておくことで、保健師がどのように関わるべきかも見えてくるはず。

つまり、企業に必要な保健師は、国の方針を理解し、企業の安全衛生面を支え伸ばしてくれる人になります。

参考に、以下のヘルスケア関連を押さえておきましょう。

厚労省のHPは常に見ておくと良いです。

経済産業省:ヘルスケア産業政策

http://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/index.html

「健康経営・健康投資」に注目!

健康経営とは、従業員に対する健康保持・増進の取り組みが、将来的には企業の収益増加につながると考え、健康管理を経営的視点からとらえて戦略的に行っていくこと。

つまり、従業員が健康であるように企業がサポートすることで、従業員がより健康的に元気に仕事に取組み成果を出すことができ、結果的に企業利益が増加するという考え方のもと行われる政策のこと。

国はこのような企業の取り組みをしている企業の中でも優秀且つ効果的な施策を行っている企業に対し、2015年から「健康経営銘柄」「健康経営優良法人」として選定し公表することで、企業のイメージアップにもつながっています。

    ・健康経営銘柄

    ・健康経営優良法人 ホワイト500

    ・健康経営優良法人

 

厚生労働省:働き方改革

日本は現在、「少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少」や「仕事をしながら育児や介護との両立を行うなど、働く方のニーズの多様化」などの状況に直面しています。

こうした中、生産性向上とともに、就業機会の拡大や意欲・能力を存分に発揮できる環境を作ることが重要な課題になっています。働く方の置かれた個々の事情に応じ、多様な働き方を選択できる社会を実現し、働く方一人ひとりがより良い将来の展望を持てるようにすることを目指し、2017年頃から法令化とともに徐々に進められています。

まとめ

つまり、日本の高齢社会や生産年齢人口減少といった現状の中、企業はより個々に合った働き方ができるよう整備し、また個々の健康状態にも注意を払いのびのびと働くことができるようにすることで、より効率的で効果的な成果を生むことを目指しています。

企業は自社イメージのためにも、こういった国の流れに従う傾向があります。特に従業員の健康や生活に大きく関わることであり、企業施策の中では現在の最重要目標のひとつになっています。

そして、特にこの「健康経営」の部分に関しては、産業保健職の力が大きく活かされる場面になります。

大企業であるほど、こういったイメージを大切にします。

健康経営に向けた施策は、おそらくどの企業も取り組んでいるか、これから取り組もうとしているはずです。

こういった情報をあらかじめ頭に置いていただき、面接対策を考えましょう。

 

ポイント:企業の情報収集

産業保健活動にどれだけ力を入れているのかを確認して見ましょう。

産業保健活動のレベルをチェック:健康経営、取得状況

  取得状況により、その企業の産業保健活動への力の入れ具合がわかります。

  取得できているのであれば、かなり活動が盛んであり効果が出ている証拠です。

  取得できていないのであれば、目指しているはずです。

産業保健活動の特徴をチェック

 取得の維持や今後の取得に向け、何に力を入れて取り組んでいるのかを確認します。

 企業によって課題はそれぞれ異なります。

 既に成果を出している場合には、地域を交えたイベント活動を行っている企業もあるでしょう。

●自分が企業でどのような力を発揮できるかを言える

企業の取り組みがわかれば、それに対してどれだけ自分が力を発揮できるのかを伝えましょう。

例)メンタルに力を入れている⇒自分がこれまでにメンタルへどのように対応し解決できたか、資格や学習状況など

→そしてその企業の課題にどう対応できると考えるかを提案してみる

面接内容を想定

・当社を志望した理由

その企業や保健活動の特徴・魅力に感じたことを伝える

企業を理解した上での自分の意見を伝えられる

・長所具体例を踏まえて

・短所長所でもあり短所でもあるところを

・当社に入り、何ができると思うか特徴や魅力に対し、自分ができそうなことを提案、経験や資格を踏まえて

・その他聞かれたことに素直に答え、会話を楽しみましょう

<ポイント>

全ての質問に対して答えを用意するようにすると、それ以外の質問の場合と答え方に差がでてしまうかもしれません。

ある程度のポイントは押さえるべきですが、自分の答えを自分の言葉で相手に伝えるということが大切ですので、準備のしすぎにも気を付けましょう。