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産業保健総合支援センターとは【全国どこでも利用できます】

2019-05-17

こんにちは。

産業保健総合支援センターを利用したことはありますか?

産業保健総合支援センターでは、労働者の安全衛生に関わる様々な点で、私たちをサポートしてくれます。

本記事では、このような施設をまだ利用されたことが無い方に向けて、産業保健総合支援センターとは何かを詳しく説明します。

産業保健総合支援センターとは【全国どこでも利用できます】

産業保健総合支援センターは全国47都道府県にある

「産業保健総合支援センターを利用したい!」と思ったとき、いつでも利用できます。

どのような場合に利用すべきかは後で述べますが、産業保健総合支援センターは全国に設置されており、住まいや勤務地に関係なく、すべてのセンターを利用することができます。

勤務地に近いセンター、自宅に近いセンター、出張場所に近いセンターなど様々にあると思いますが、特に利用制限はありませんので、利用しやすいセンターを選択すると良いでしょう。

 疑問や不安なことをいつでも相談できる場所

メールや電話、直接会ってなど、様々な方法で相談への対応をしてくれます。

保健師は職場でひとりで仕事を行なっているケースが多く見られます。

何かわからないことや困難な事例に遭った際、ひとりで悩まず、センターへ相談の連絡をしてみましょう。

予約を取って直接会って相談をすることもできます。

産業保健センターには産業保健の現場での豊富な経験を持つ保健師がおり、優しく相談に応じてくれます。

 無料で研修を受けることができる場所

産業保健の歴史は看護よりも浅く、まだ発展途上の段階です。

世間の風潮も影響し、産業保健の現場はとても注目を浴びており、その分産業保健職への期待も高まっています。

企業では保健師の雇用が進んでいますが、企業は病院のように教育体制が整っていない場合が多く、保健師としての成長に悩むことが少なくありません。

このような問題を解決すべく、産業保健総合支援センターでは産業保健師や産業医、企業の産業保健関係者を対象にした研修を無料で開催しています。

 図書や資料を活用できる場所

産業保健総合支援センターには安全衛生に関する多数の本やDVD、ビデオがあり、利用者登録をして図書館のように借りることができます。

また、資料も豊富に揃っており、必要なものを1部いただくこともできます。

時々産業保健センターへ足を運んでみると、その時に話題になっている情報に関する資料や、自分が求めている情報を含む本がある場合があります。

また、健康教育の資料作成に使える題材もあるかもしれません。

機会があったら覗いてみると良いでしょう。

 メルマガ登録で情報提供してもらえる場所

産業保健総合支援センターは各センターからメールマガジンを発行しています。

登録しておくと、安全衛生に関するトピックや研修の情報をいち早く入手することができます。

利用しやすいセンターのメールマガジンを登録しておくと、とても便利です。

 その他の機能

他にも以下のようなことが行われています。

・各センターで行なっている調査研究に関する公表

・両立支援コーディネーター研修

・企業におけるセミナーなど

 まとめ

産業保健総合支援センターは、企業で働く保健師にとってはとても有効活用できる場所です。

もちろん、医療職だけではなく、安全衛生の担当者であればとても利用価値は高いと思います。

 

私自身も、ベテランの保健師からしっかりと助言を受けたいと思ったときに相談に行ったことがあり、健康教育の企画についての相談や、今後の勉強の仕方などを相談したことがあります。

また、研修は無料なのでよく利用しています。

研修の予約はインターネットで簡単に行うことができますので、とても便利です。

研修で行くことがあれば、同時に資料や図書の利用もできますし、タイミングが合えば同じ日に相談をすることもできます。

複数のセンターを利用したことがありますが、図書や資料の数や研修開催日や内容はセンターによって異なるため、利用できる近くのセンターが複数ある場合にはそれぞれのホームページを見てみると良いでしょう。

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