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Profile 2 // Fresh Nurse

2020-04-27

 

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大学病院 / 新卒でICU病棟へ

 

病棟選び

付属病院がある大学にしたものの、実は、就職先は迷いに迷いました。

他の病院の資料もたくさん取り寄せましたし、見学説明会へも足を運びました。

しかし、看護師の経験がまだ無い私には、何をどのように比較したら良いのかもわからず、病院の違いがあまり見えませんでした。

お給料は少し違えども、そこまでの差はなくて。

 

そのため、当初より考えていた付属病院への就職を決意したのです。

面接と小論文の試験を受け、無事に内定をいただきました。

 

そして、行きたい科の希望調査がありました。

私は漠然と看護師になりたくてココまで来ましたが、そもそも「看護師として働く」というよりも「看護師になるための知識が欲しい」という理由の方が大きかったので、どのような看護師になりたいかや志望の科といったものは考えていませんでした。

 

しかし、希望調査票は出さなければならなかったので、自分なりに考えました。

成人看護学実習で行った科は、耳鼻咽喉科と消化器外科。

そのうち消化器外科はとても雰囲気が良く、指導者看護師もとても良い方でしたので、選ぶならその科が良いかなと思ったのですが、消化器外科は人気のようでした。

そのため、希望を出しても通らないのではないかという思いがありました。

 

色々と考えた結果、様々な疾患に触れ、様々な医療機器を扱い、知識や技術を豊富に身につけることができる「集中治療室」を希望することにしました。

 

同じような理由で「救命救急(ER)」を選択することも可能でした。

ドクターヘリを備える病院でしたので、経験を積むことでドクターヘリナースになることもできます。

しかし私はそこまでの希望はありませんでしたので、ICU(集中治療室)を第一志望に挙げました。

 

看護師デビュー

 

付属病院のICU(集中治療室)に勤めることになりました。

 

ICUで仕事をするためには、多くの知識が必要になります。

なぜなら、全ての科の患者さんがいる上、生命の危機にさらされているような重症の患者さんが多く入院している場所だからです。

重症の患者さんは病態が複雑になるため、アセスメントが大変なのです。

そのため、病院によっては、新卒ではICUに入れないところもあります。

新卒でICUというのは、当人も大変ですが、受け入れ側もより大変です。

しかし大学病院だったためか教育体制が整っており、新卒でも受け入れることができたのだと思います。

 

しかし入れても、その後が大変です。

課題が多く出され、日々勉強。

仕事中は先輩からの目が厳しく、いつも怒られていました。

 

でも、その厳しい言葉の全ては患者さんのため。

私たち新人をいじめるためではなく、患者さんの入院生活や治療のサポートを安全に適切に行うことができるようになるための知識や技術を叩き込むためなのです。

新人の頃はそんなことわからないので、ただただ先輩は怖くて、辛くて辛くてたまらない日々でしたが(笑)

 

辞めたい病

 

私は高校の頃の友人とよく会っていましたが、会うたびにお互い「もう辞めたい 」と言い合っていました。

友人は看護師ではありませんでしたが、同じようになかなかの厳しい環境にいるようでした。

 

新人として仕事を始めてから4ヶ月目になる7月、早くも私は本気で辞めたいと思いました。

しかし周りの全員に止められ、家族からも「3年間は頑張りなさい」と説得されて、もうしばらく頑張ることに。

そんな想いを抱えつつ1年目が終わりました。

 

そして1年間頑張ることができたことで、なんだかもう1年頑張れそうな気持ちになり、2年目も無事に終えました。

同様に、「2年できれば3年目もいけそう」と、そんな単純な感じで3年目までは進めていけました。

環境に慣れると、どうにかなるものですね。

 

後輩も毎年増え、少しずつ雰囲気が変わったり居心地も変わるようになりましたが、自分の中では3年が目処かなと思うようになりました。

 

気質変化

 

周りの先輩や同僚を見ていて感じたことがありました。

 ・長くいるほど新しい環境に移れなくなる 

 ・気が強いキャラになってしまっている気がする…

 

「看護師には気が強い人が多い」ということを聞いたことはありませんか?

私は実際にそうだと感じています。

どちらかというと、そういう人の方が多い傾向にあると思うんです。

そして、私がいた病院のICU看護師にはそれが正に当てはまっていました。

 

自分も同じようになるのがイヤだと思ったんです。

もしかしたら既に同じようになってるかもしれない、と怖くもなりました。

 

そして、その職場では「自分が目指したいと思う先輩像が見つからなかった」というのもありました。

逆に、「こういう先輩になりたくないな」と思ってしまったのです。

同期で入った子たちも、結構キャラが濃かったので、ついていけないことも多かったです。

 

でも、看護師という仕事は嫌いではなく、少しずつ仕事の面白さがわかってきたところだったので、もう少し小規模なICUで、自分のスキルをゆっくりと伸ばしながら、のびのびと仕事ができる場所へ行きたいと思いました。

 

このような理由で、3年目を終えたところで、転職することに決めました。

 

つづき
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